(前編)マジックテープ式のカバーリング仕様とは?
同じメーカーでシリーズ違いの3実例で案内させていただきます、ソファのデザインは違いますが、基本設定は同じなので、カバーリング仕様を理解いただくには良いかと思います。(このページは前編/後編あり)
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シリーズ『Charles』脚下から、新宿区T様宅。
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1実例目、世田谷区I様宅のB&B/George、完成カバー・Afert/本体ボディ・Before!
オーソドックスなボックスタイプでスチールの枠脚が特徴的、今回新規製作のカバーは、本体のみです、オリジナルカバーが麻100%でしたので、クッション部に合わせた本体カバー生地をベルギーLIBECO社の麻100%地から選定して製作、麻生地は生地の伸縮率が大きいため(伸びる)、張り込みに近いカバーリング仕様の場合は、慎重に計算式をたてます。
マジックテープ式のカバーリング仕様は、『張り込み』と同じです。
家具ショールームなどで、座面のクッション部を持ち上げないと、カバーリング仕様と気付かない事も多いと思います、タッカーや釘で張り地を固定する、『張り込み』の場合、張り地の交換は、ソファを解体する様に生地を剥がすことになります、カバーリング仕様の場合は、タッカーや釘の代わりにマジックテープ(ベルクロ)を使って固定してますので、『張り込み』と比べると、張り地を交換しやすいソファと言えます、
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シリーズ『Harry』古いカバーの状態、品川区H様宅。
ただし、この交換しやすさには、若干の認識誤りがあります、経年でソファの中身は劣化変形します、張り生地を引っ張って固定するカバーリング仕様の場合(引っ張らないスリップタイプ仕様もあります)、メーカーが生産用に設計したカバーをかぶせても、隙間が空いたり、たるみが出たりして、決して元には戻りません、経年経過の本体の中身にカバーを合わせるか、本体の中身も変える(新規の中身に替える、『張り替えと』呼んでます)か、ソファの経年の状態に合わせて、補修方法を決める必要があり、特に高価なソファの場合は、安直な判断は禁物です。
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左写真、品川区H様宅、シリーズ『Harry』古いカバーの状態、右写真、『Harry』の歪みを修正する仮縫作業中。
前編はここまでです、最後にカバー着脱時の注意
マジックテープ(ベルクロ)は、チクチクするほうがA面(オス/フック)、ふわふわしているほうがB面(メス/ループ)で、フック面とループ面を押し付けることで簡単に貼り付けることができ、ソファ本体に、マジックテープが付く生地(B面/メス/ループの役割)が張られていて、カバーにA面(オス/フック)が縫い付けてあります。
カバーが簡単に着いてしまうのですが、必要な位置で正確に圧着させないと、ソファウレタンの変形、生地の劣化が早まるので、クリーニングなど着脱時は注意が必要です。
世田谷区I様、新宿区T様、品川区H様、その節は、製作作業にご協力いただきまして誠にありがとうございました............湯倉。
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