実例No37/目黒区I様宅の椅子カバーオーダー実例

マジックテープを使った、カバーリング仕様の椅子カバー

経年で傷んできた、椅子カバーの交換でご依頼いただきました、新宿にある家具店『Aクタス』さんの椅子、マジックテープで固定するカバーリング仕様のダイニングチェアーの交換カバー製作。

目黒区I様宅のチエアーカバー/マジックテープのカバーリング仕様/完成・After!

目黒区I様宅の椅子カバー完成/マジックテープの部分をUP写真

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座面裏にマジックテープが圧着する生地が張り込まれていて、張込用厚生地のカバーの裾を引っ張って、座面裏にカバーリング固定、椅子本体内に施されている中綿ウレタンも軽く圧をかけながらカバーを止めるので、既製品でよく見かける、伸びる生地では対応できません、椅子張生地は、人間の体重が掛かって、適度に伸縮する位が丁度良く、伸びすぎる生地ですと短命で、座りが悪いです、服飾の生地を使った場合も同じ。

目黒区I様宅の椅子カバー完成/正面写真

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椅子カバーの形状とサイズ設定には、上述の『張らせる』に条件がさらにプラス、椅子本体の中綿ウレタンの経年劣化での歪みを計算し、カバーの圧着力(張る力)で歪みを修正できるサイズ/パターンに仕上げます、この部分を、キャラコ生地(シーチング生地)による仮縫い作業で、パターンを作りながら、手感覚で覚えている伸縮率をもとに調整しています。

張り替えですと、中綿ウレタンも新規に交換しますので新品となります、本体枠の状態が悪かったり、中綿ウレタンが座り難い程に痛んでいれば、張り替えまたは、新規購入しかありませんが、昨今の環境状況を考えると、外見の布の劣化、若干のウレタンの変形ぐらいなら、カバーリングで対応した方がよろしいと思います、また、そのような対応をして長く使える椅子達を選択する方が、コスト的にも、環境対応的にも優れていると思います。

目黒区I様/マジックテープ仕様のチエアーカバー/製作工程・Process!

目黒区I様宅の椅子カバー完成前/仮縫い

目黒区I様宅の椅子カバー完成前/型紙

目黒区I様宅の椅子カバー完成前/裁断作業

目黒区I様宅の椅子カバー完成前/パーツ部分完成/ミシン仕上げ

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  1. シーチング地による仮縫い作業。
  2. アトリエで、型紙確認の作業、シーチング地から紙に起こし直し。
  3. 生地向き、目を決めて、裁断。
  4. ミシンのパーツ組みが完了、パーツの上がり具合の確認。

生地はシンコール『スイジン』、下記、ボタンで椅子張生地ページへ。https://www.tint-tone.com/kiji_synthetic_fiber.html

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ボタンをタップor クリックで椅子張生地のページへ。

I様、採寸お伺いにお時間いただきましてありがとうございました。・・・・湯倉。