実例No３８／港区I様宅のアームダイニング椅子の座面オーダーカバー実例／ベルギー麻生地。

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麻厚地でカバー製作の場合は、スチームの地ならし、糸目を再々確認してから型紙を落として裁ち切るなど、裁断前の基本的な作業が大切、また、お手入れでの収縮問題も大切、

綿は、水に通してからの製作で乾燥機を使わなければ、洗濯時の収縮は抑えられますが、太糸厚地の麻は、湯ごねなど、執拗に収縮を抑える作業をしないと、収縮は抑えられません、しかし、質感、色も台無しになってしまうので、手前どもでは、若干、大きめに作ることをお勧めしてます、スリット、スカートなどで布感一杯なスリップカバー向きな生地です。

LIBECO社の麻地は、用途に合わせて種類多数あります、実例の生地は、インテリア用途の厚地、生地を自然に下げると、糸目のバラつきも少なく、弾力でたわみ、布自身の重さで綺麗に下がります、昨今、国産でなかなか見つからない高品位な自然織りの生地、クロスやマット類などの部分使いも楽しいと思います。

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写真上２列、シーチンング地による仮縫い作業、下段写真、椅子本体に、I様が用意の座面高の調整用ウレタンシートを載せてカバーの型設定してます、I様は高さ調整で使われていますが、椅子座面の中綿ウレタンが痛んで来た場合、簡易にこの方法も使えます、座りづらい、お尻にあたるなど、不具合がある場合は、良いかもです。

着脱は全て、マジックテープの想定で型作業、デザイン的には金属のロッドボタンなども良いと思いますが、収縮を考慮してのサイズ調整も考えると、マジックテープの方が利便性は良いと思います。